歯周病治療
歯周病は日本人の歯を失う原因1位の病気です。プラーク(歯垢)を放置することで、歯を支える骨が退縮していき、やがて歯はグラグラになり、抜け落ちてしまいます。
歯周病の検査
レントゲン検査
レントゲン撮影を行い、歯を支える骨の状態を確認します。
歯周ポケットの深さ測定(プロービング)
プロービングでは、プローブという器具を使用して歯周ポケットの深さを策定します。これにより、どの歯のどの部分の歯槽骨(歯を支える骨)が失われてしまっているかが測定でき、数値化できます。
歯ぐきの出血検査
歯周ポケット測定時に出血があるかどうかを調べます。
歯の動揺度検査
歯の揺れの度合いを調べます。
根分岐部検査
根分岐部(歯の根っこが分かれている部分)に病気があるかを調べます。
プラークスコア
プラークコントロール(歯垢を除去できているかどうか)の程度を調べます。
歯周病の治療
軽度の歯周病の治療
軽度の歯周病(歯肉炎)では、口腔内の衛生状態を改善するための「TBI(ブラッシング指導=プラークコントロール指導)」と、歯石除去(スケーリング)を行います。
中等度の歯周病の治療
歯と歯ぐきの間にある歯石除去(ルートプレーニング)を行います。また、歯の表面に歯石がつきにくくなるよう、歯の表面を専用の器具を使用して磨き上げます。
重度の歯周病
歯周外科=フラップ手術などを行います。
再検査 ~ メインテナンス
歯周病の治療が終了したら、歯周病の治癒具合を確認するため、再検査を行います。再検査をして問題がなければ、定期メンテナンスに移行します。3ヶ月〜6ヶ月ごとに定期検診を行っていき、健康状態の維持や、再発を防ぎます。