サイナスリフト法

サイナスリフト法には移植骨の生着を待って二次的にインプラント埋入を行う方法と骨移植と同時にフィクスチャーを埋入する方法とがある。
骨移植と同時にインプラントを埋入する方法は上部構造装着までの期間が短縮され、手術回数が減って患者の負担が少ないという利点はあるが、インプラントの成功率は劣り、適切な方向へインプラントを埋入するのが困難である。
これに対し、増骨が終了した後、インプラントを埋入する方法はほぼ100%近い成功率を得ることができる。骨移植後インプラント埋入までの期間は7~8ヶ月といわれているが、骨移植時にPRP法を施せば5~6ヶ月に短縮できる。

上顎洞側壁骨の相当部の歯肉を切開し、骨窓を開け、骨窓を下から内側に押し上げて上顎洞底部の粘膜を拳上します。
次に拳上して出来たスペースに移植材を入れます。移植材を入れた後、外側を粘膜で被い歯肉を縫合して6ヵ月間放置し、増骨を待ちます。